熱帯魚飼育の楽しみ

(観賞魚専門店経営・朝比奈理一) 2019年02月22日 金曜日 河北新報ONLINE NEWS

<愛でよう観賞魚>熱帯魚編 飼育の楽しみ/美しい色・姿繁殖も喜び

今回から「熱帯魚」のお話をします。

「グッピー」や「ネオンテトラ」などは特に有名なので、皆さん聞いたことがあるのではないでしょうか?

 最近は熱帯魚飼育の趣味が広がり、金魚同様に近くのホームセンターで熱帯魚を見ることができるほど、身近な存在になりました。飼育を始めるに当たり、知っておいてほしいことや、飼育の楽しさを説明していきたいと思います。

 熱帯魚は「熱帯性淡水魚」の略語です。
その名の通り、熱帯地方の川、沼、湖にすんでいる淡水魚になります。熱帯の海にすむ海水魚もいますが、「熱帯魚」と呼ぶ場合は、熱帯性淡水魚のことを指します。

 河口付近の、淡水と海水が混じり合う場所にすむ魚もいます。これらは汽水魚と呼ばれ、熱帯魚の仲間として扱われています。

 熱帯魚が生息するのは1年の平均気温が20度以上の暖かい地域です。平均水温も23~27度と高いので、日本で熱帯魚を飼育するには水温を高めに保つ「保温器具」が必要となります。

 熱帯魚は世界各地から輸入されて日本にやってきます。主な産地は熱帯魚の宝庫と呼ばれるブラジルのアマゾン川流域、メキシコ、ペルー、アフリカ、インドネシアやインドです。

 養殖も盛んです。
現地採取個体は「ワイルド個体」、養殖された個体は「ブリード個体」と呼ばれ、主に東南アジアや欧州から輸入されています。

 熱帯魚には、美しい模様や体色、変わった形、見応えや迫力のある姿に大きく成長する、他に見られない習性を持つなど、さまざまな特徴や魅力を持つ仲間がいます。それを自分の手で飼育し、立派に育て上げて鑑賞するのが飼育の楽しみです。

 さらに「繁殖」という楽しみもあります。魚によって産卵の条件はさまざまで、環境作りは大変ですが、成功したときの喜びはとても大きいものです。

 熱帯魚はどんな魚で、生活に適した環境、水質、水温はどうなのか。こうした知識をしっかり身に付け、飼育の楽しみや繁殖の喜びを堪能してください。


(観賞魚専門店経営・朝比奈理一) 2019年02月22日 金曜日 河北新報ONLINE NEWS